ietyan

頑張ります。

人生観変わると断言できる、珠玉の漫画4選。

にーはお。

 

 

 

彼氏のいる子に恋をしたが副題のこの可愛いタッチの女の子がヒロインの本。恋愛工学<<<<嘘つきパラドックス

 

 

 

うそつきパラドクス 1 (ジェッツコミックス)

うそつきパラドクス 1 (ジェッツコミックス)

 

 

なんで生きているんだろと思ったらぜひ。自殺未遂者が無人島に送られ、生活していく様子を見ると、答えが見つかる。

それは答えそのものではなくて、なんで生きているんだろと問うことへの答えだけど。

 

 

自殺島 1 (ジェッツコミックス)

自殺島 1 (ジェッツコミックス)

 

 

 

あなたはこの街から出たい。自由になりたい。みたことない世界をみたい。俺は地元にとどまる小さい世界しかみないあいつらとは違うと思って町をでたんでしょ?

でも町に残るやつらが楽しそうに友達と楽しむ様子をFBでみて嫉妬している?

そんなお前はクソムシだ。

絶望の先には絶望しかなくて、だけどだからこそ希望を見出せる漫画。多分

 

 

惡の華(1) (週刊少年マガジンコミックス)

惡の華(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 

 

クソムシにも帰ってくるところはあるよって教えてくれるよ。

 

 

自分を内省し、物語にし、その物語に埋没させる力を持つ現役女子大学生木内さん

先日お話しした方の物語が非常に面白かった。何がそんなに面白かったのか、魅力的に感じたのか、忘れないうちに書き記しておく。

 

その子はどこでもいそうな普通の女子大生。名前は木内(きうち)さんとでもしておく。

 

端的に表現すると、

 

「自分を内省し、物語にし、その物語に埋没させる力」がすごいのである。こんな女性に出会ったことはなかった。

 

 

自分を内省し、物語にする力

 

木内さんの話しを完結にまとめると、こんな感じだ。

 

「人には隠と陽の世界があり、普段は陽の世界、つまり現実社会を生きている。しかし彼氏にも家族にも見せることができない、隠の世界を私たちは持っている。自分が認識していないだけで。

私はある男性とその隠の部分を共有することができ、浮気していた。しかし彼が彼女と写っている写真を偶然インスタで見つけてしまった。そこにいる彼は私が会うときの彼とは全く別の表情をしていた。辛い。」

 

木内さんは自分の恋愛をこの次元(隠とか陽)の抽象的な言葉で説明する。いったいどこの女子大生が自分の話を浮気話を、隠と陽の話にまで内省して昇華させるのか。

 

多分普通の女子大生が話すとこんな感じだろう。

 

「なかなか人に言えないことがあって、それにすごく共感してくれた人と、だめってわかっているんだけど浮気しててさ。みんな私のこと責めるわけ。でも誰でもそういう自分にしかわかっていない部分はあって、それを共有してくれる人を探してくれると思うの。しかも彼氏がそれを理解すべきだと信じているのに、理解してくれなかったら浮気することもあるじゃん?

で、その彼のインスタ見たら、彼女と一緒に写ってるの。ディズニーランドとか行っちゃってさ。その写真見るとなんだか辛くなってきてさ・・・」

 

木内さんの驚くべきことは、この隠と陽の話しで物語の始まりと終わりが一貫していることだ。

 

言い換えれば、物語を自ら作り出している。彼女の話を聞いているとその世界に巻き込まれる。他にも恋愛以外の「イベント」はあり、彼女に何らかの形で影響を与えているはずだ。

しかし彼女の物語は隠の世界で揺れ動く自分の気持ちである。

 

 

ただ愚痴を述べるだけでなく、話が深い。「浮気」という行為を正当化しようとしているだけのただの答弁かもしれない。

 

聞けば聞くほど深みが出るというか。旨味が出るというか。

 

では、この浮気の話、どういう未来が待っているのだろうか。

 

「彼とは今年に入って会わないことにした。彼は就職し、私もインターンを始め、だんだんと現実世界に戻りつつある。いつまでも隠の世界に入り浸っているわけにはいかなし、現実社会に適応していかないといけない。」

 

まるで2人の運命は「社会人=現実社会」がトリガーとなって引き離されている。実際話した時も、自分で「トリガー」という言葉を使って話していた・・・

 

 

 

自分を物語に埋没する力

 

「結婚するみたいな面白い結末になるのかなとも思った。」

 

とも彼女は言った。彼女の面白さは人生がいかに躍動的に面白いとかいう話ではなく、物語としてどういう結論であれば面白いのかという視点に立っている。

 

当事者としても面白さではなく、物語の中で自分の人生の意思決定をしているのではないか。

 

物語の中での木内さんと今それを話している木内さんは全くの別人かのようだ。その浮気相手といる時は、彼が今にも消えそうな存在であったと言った。

 

その彼と出会ったきっかけを聞いたときは鳥肌がたった。

 

「彼とは就活のインターンで出会った。そのインターンは山奥で肉体的に自分を極限状態に追い込むというものだった。自己紹介はなんにちかの合宿が終わった後にするなどとりあえず異様で神秘的なものだった。」

※補足しておくと、最近は無人島インターンなど一風変わったインターンがある。

 

彼との出会いはそもそも隠の部分での出会いだったとの言うのだ。こと隠の世界に関しては彼との出会いから別れまで全てこの話で筋が通る。

もはやそういう一筋のストーリーに対して自分の五感を研ぎ澄まして生きている。

 

そのストーリーのために生きているのではないかと疑った。

 

なので話を聞いていて、木内さんがどうしたかったとか、こうすべきだったみたいな話をするわけではない。彼が悪いとか悪口をいうわけでもない。

 

普通の女性なら、少なからずそういう表現をするだろう。

 

木内さんは、その時の情景を淡々と語る。

 

木内さんの幼少期までは今回深く聞くことができなかったが、隠と陽の話で説明がつくようになる気がする。

 

ここまで自分の感情や当時の情景を深く落とし込めるものかと深く感心した。そこまで深く考えながら、全体の物語としての構成も一貫性がある。それは時頭の良さがそうさせるのだろう。

 

何よりその話をしている木内さんが、自分と物語にいる自分を切り離して話していた。まるでこんな人がいるんですよと言わんばかりの話し方だった。

 

その話をする木内さんそのものもそうだし、物語の中の木内さんも魅力を感じざるにはえられなかった。

 

それは自分がそこまで内省をしない人間であると同時に、木内さんと時間を過ごせば、何か違った情景が見えるのではと思ったからでもある。こんなに五感を稼働させて生きることができるんだと。

 

何かを聞くたびになんらしかの言葉が返ってくるのは、ただのひねくれ者、言葉をごちゃごちゃしているだけとも受け取れる(そう受け取るその人自身がひねくれている可能性はある)が、それでも彼女が語る言葉には力強さがあった。力強く生きていくのだろうと勝手に思った。

  

 

 

と長々と書いてみたが、

 

 

 

 

 

まるで隠の世界に入り込んだ楽しいひと時の会話であった。

 

自己紹介にかえて、19〜24歳で読んだ本で自分の生き方や思想に影響を与えたはずの本53冊

自己紹介にかえて、19〜24歳で読んだ本で自分の生き方や思想に影響を与えたはずの本53冊を紹介します。

 

懐かしい。

 

読んだ内容なんて記憶力がないのでぶっちゃけ全く覚えていない。

 

ただ、いろんな世界を受け入れよう、いろんなことを知ろうという基本的な態度は身についたような気もしなくもない。

 

歴史、経済、ビジネス、自己啓発、漫画、キャリア、適当に散らばってるなー。読んだ時期別で分けて紹介しますー。中国スタートアップが好きな人はこんなところに興味があるんだとか、こんな考えたかしそうだなっていうのが伝わればこの記事は良しとしよう。

 

大学1回

 

 レバレッジシンキング

自己投資の時間を先に確保するスケジュールの立て方とか書いてある。こういう本を読むのが初めてだったので衝撃的だった。


レバレッジリーディング

情報の取り方の基本姿勢。多読。


僕はきみたちに武器を配りたい

ビジネスでもなく、語学でもなく、教養をひたすら身に着けようと思い、本ばっかりを読むようになったきっかけの本


暇と退屈の倫理学

人生は暇つぶし。幸福って?

 

お金持ちになれる黄金の羽の使い方

人生設計の基本を学べる。労働資本と金融資本の区別。

 

投資戦略の発想法

投資は五分五分の世界って永遠と書いてある。


孤独のチカラ

一人でも平気だもん!周りの目線を気にしなくなった。


一般意志2.0

思想の力の素晴らしさをしった本。以後自己啓発をあまり読まなくなる。

 

大学2回(中国留学前)


日中国交正常化

政治不信の僕をひっくり返した本。政治の可能性を教えてくれる。


蒼穹の昴 1~4

中国清朝末期の革命物語。人にはそれぞれ守るべき立場がある。既得権益の一言で何かを評価してはダメ


曹操―真の主人公

毎日を全力で生きているかって曹操が聞いてくる


経営戦略の思考法

考えることってこんなに面白いんだと押してくれた本。


現代国際関係学―歴史・思想・理論

1つの事象を分類して、構造的にとらえる、パターンで分析する大切さ。国際政治のニュースは構造的に捉えられれば見出しで分かる。


経済論線は甦る

経済思想について相手と議論するって面白いんだなーと教えてくれた本。当時は安部政権前でリフレをめぐる論争が盛り上がっていてそれで興味持って、小泉時代政策論争が気になって読んだ本


秘本三国志 1

こんな歴史の解釈ありかよ!って衝撃的かつ歴史って解釈でしかないなと教えてくれた本。端的に言うと孔明司馬懿はぐるでした。という展開


靖国問題

アジアの人たちとまだ「戦後」を生きているんだと強く認識した本。


イノベーションのジレンマ

商学部の授業で先生に勧められて読んだ本。長い、つらい。


うそつきパラドックス(漫画)

副題「彼氏のいる娘に恋をした」高校時代から読んでいる恋愛バイブルw


入門 考える技術・書く技術

MECEできているかなって意識を植え付けてくれた。できていないけど。。。

 

深夜特急1

バックパーカーの聖書。ただ読むべし。


僕らの時代のライフデザイン

フリーランスノマドという生き方を知った本


ノマド化する時代

アジアに出ていかないと死ぬって教えてくれる。アジアで一時的に人生を降りる降り方の指南書でもある。


人生を「半分」降りる―哲学的生き方のすすめ

今でもおもいますよね。うん。


人生に生きる価値はない

ない。


「日本史」の終わり

自分って近代的観点でしか物事を捉えられていないんだなーと教えてくれた

 

大学3回


旗を立てて生きる──「ハチロク世代」の働き方マニュフェスト

旗を立てると人は集まる。なぜと問うことが大切と意識するように


岐路に立つ君へ―価値ある人生のために

進路で迷ったときには必ず目を通す。


就活に「日経」はいらない

すべてのコミュニケーションは「営業」っていう発想を教えてくれた。


貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する

人生の生存戦略

 

大学4回(中国インターン


影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか

なぜこの人は動くのだろう?と意識するきっかけ

 

Google vs トヨタ 「自動運転車」は始まりにすぎない

投資っていう視点で世の中を視れるようになった。未来を見通すのも楽しいなーと思った。


街の本屋の逆襲

衰退産業で、模索する人って素敵と思える本。


今こそ読みたいマクルーハン

ただただ面白い。メディア論。ボールペンもメディアだ。


嫌われる勇気 生き方の基本。

自己責任論。幸せは感じたときからが幸せ。


5年後、メディアは稼げるか―Monetize or Die ?

メディア事業会社で働こうと思ったきっかけ。


メディア化する企業はなぜ強いのか?

メディアの未来について

 

大学5回


知日

相手の国に興味を持って勉強するという基本的姿勢の大切さ


ぼくは愛を証明しようと思う。

恋愛工学。ちゃらくなったとかではなく、女性との付き合い方が変わった。


日本と中国、「脱近代」の誘惑 ――アジア的なものを再考する

日中関係がゆがんでいる本当の理由

 

こどものおもちゃ 全10巻完結(漫画)

子供にもたくさんのいろんな悩みがある。


今日もていねいに。 (PHP文庫)

丁寧にいきたい笑


アーキテクチャの生態系: 情報環境はいかに設計されてきたか (ちくま文庫)

インターネット空間を知的に捉える素敵な試み。


橘玲の中国私論---世界投資見聞録

刺激的かつまっとうな中国論


ムショ医(漫画)

刑務所で働く女性医者のお話


特攻の島(漫画)

戦時中特攻隊に駆り出された若者の心の描写を描く。


漫画貧乏

漫画家による漫画業界のビジネスモデルへの問題提起。


SEALDsと東アジア若者デモってなんだ! (イースト新書)

社会を変えるには戦わないといけないのかなって思った。アジアの若い子は強い。 

 

自殺島(漫画)

自殺未遂者が日本の国策で無人島に送られる。生きるとは何か、人はどうやって生きようとするのか。

 

卒業後


マチネの終わりに

大人の恋を描いた恋愛小説。甘い世界、こんな世界に浸りたい笑


FinTech革命(日経BPムック)

Fintechの今が網羅できるよ!


イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

どこが問題か考える大事さ


リクルートという奇跡

リクルートのビジネスモデルの作り方とかに相当言及されていて面白い。


お金の流れが変わった! (PHP新書)

大前研一のお金解説本。マクロ経済関係の記事を読むときは、政策の結果、マネーがどこからどこに流れるかを考える癖の重要性が書いてある。

大名2.0を目指すための読書録(1)〜現代版寺社の可能性を探る〜

大名2.0を目指す理論武装のための読書録、一回目です。

 

大名2.0に関しては、まだかなりぼやっとした考えであり、言語化をしていきたいと思います。ポスト資本主義の勝ち組みが大名2.0であると思っています。今年の目標は大名2.0を言語化することです。

『寺社勢力の中世』という本で気になったことをメモ書きします。

 

 

寺社勢力の中世―無縁・有縁・移民 (ちくま新書)

寺社勢力の中世―無縁・有縁・移民 (ちくま新書)

 

 

 

日本というか先進国が福祉を保証できる地域は東京など一部の都市に限られ、その周辺に意図的に、自由競争的で政府の支配が及ばない地域が生まれると思います。もちろん政府の社会保障政策も適用されません。そんな中世にこれから戻るでしょう。

 

最初にあるのは全体社会であり、国家が現れるのはその後だ。国家は、領域内の人々の全生活を管理できるわけではなく、またすべきでもない。国家とは軍事・警察・裁判権を核として、政治・行政をつかさどる機関に過ぎず、国民生活全般をコントローするものではない。一方、人々の生活が営まれる場、及びその営みのすべてを指して、「全体社会」と呼ぶのが普通である。全体社会は法や慣習が予測していない現象に満ちており、国家の尺度では測ることはできない。その価値観を当てはめることもできない。常に「国家と全体社会は別物」ということを忘れてはいけない。(略)

中世とは、全体社会の中において国家が占める割合が、最も小さい時代であった。

13-14頁。

 

「自由即死」。でもこれは中世の話。インターネットが普及した現代版中世では全く同じようなことが起こるとは考えにくい。現金を所有してなくもネットでの決済また、それを通り越してTwitterでのフォローワー数などの影響力など中世では実現気なかった「取引」が可能になる。つまり現代版中世への可能性がある。

 

災害・貧困・失敗、何らかの意味で縁の世界で行き詰まった人々が移民となるのだ。

母国」の保護もなく束縛もない「駈込人」たちは、どのように自らを再生しようとしたのだろうか。共同体を飛び出して自由に行動する、とか限りにない自由の場で飛躍するといえば聞こえはよい。だが中世では、・・・・・・いやいつの時代だろうと、ただ単に束縛を離れて自由になるということは、ただちに餓死の危機に直面する上に、攻撃されても誰も守ってくれないのだ。「自由即死」、自由はすなわち死を意味する場合がほとんどだ。

30頁。

 

さっきと一緒。都市の周辺地域はこんな感じの世界になる。国民国家という枠組みは維持されるが、国民国家の中で貴族と非貴族ぐらいになっていく。貴族は国家と契約して奉仕もする(納税)。非貴族は納税の義務がないが、保証も何もない。

 

中世国家がこの私的取り立てを妨げるととは決してない。洋の東西を問わず、中世は自力救済の時代と言われる。耳慣れない「自力救済」の内容がこれである。政治権力は政府の安全を脅かす暴力を取り締まるだけで、それ以外の治安問題には「関知しない」のだ。

37頁。

 

現代版無縁所の名前を決めたいですが、その前に無縁所について改めて考えてみる。まとめると、都市としての機能性・納税・主体国家(主権国家の中でも主力となる国)との関わりの3点になる。

 

無縁所が成立した条件としては、以下があるだろう。

182頁。

 

以下は大事な要素なので、丸暗記。試験に出る。「国」ではなく都市の成立要素も押さえておく必要がありそう。

 

①都市の未開地性:都市は「資源に満ちた未開地」と定義できる。都市にあると期待される資源としては、次のA〜Eが代表的である。目には見えるが、獲得できるとは限らない。

A 知的資源

都市的スキルの存在とその獲得可能性

B 物的資源

これについては言うまでもないが、雇用機会や食料などの獲得可能性が存在することが挙げられる。世界の飢饉はほとんど例外なく、食料が豊富なはずの農村部で起こっており、第一次世界産業’が少ない都市部における大量餓死は極めて珍しい。(藤田弘夫『都市の論理』中公新書)商品流通システムが成立した後には、都市のほうが、凶作に直撃された農業地域よりも、優先して食料供給を受け取るのだ。だから第一次産業の製品を含め、都市にはありとあらゆる資源があると言える。

C 関係的資源:新しい人脈ができる可能性。無縁世界の人脈は、有縁世界の人脈は、有縁世界のそれと異なり、最初から与えられ押し付けられるものではなく、自分で選択と排除が可能なそれと期待される。

D 匿名性

緊密な縁を結ばない約束。互に必要最小限のプライバシーしか知らしめないし、他人のそれにも関心を持たない。都市的な匿名性なくしては、無縁所は決して居心地のいい場所ではない。様々な地域からの移民が集まる辺境も、匿名性についていえば都市と共通数する。逆説的ではあるが、「都市は未開地の一類型」といえるのだ。都市という未開地、無縁所の場における人々の寂寥は、多くの文学の題材になっている。

E 開放された地

流入者の立ち入りと居住の自由。ただし受け入れられるのは個人と小家族であり、義詮のような有縁の原理で結合された集団は原則として受けいれない。

182-182頁。

 

課税も重要なポイント。「国」がすべき生存権の保障を行うために、課税は絶対条件。しかし課税以外の「国民」との社会契約もあるはず。それが兵役か?

 

②国家権力にとっての未開地:都市・辺境の両方について当てはまる。

A 諸役不入

商工業(当時のニュービジネス)を課税対象とみなさない認識の遅れ、税の治外法権、徴税根拠法の未整備などの要素。無縁所は税の未開拓地域であった。

B 検断不入

無縁所には外部の警察権が入らない。

C 民事不介入原則と自力救済世界

中世社会にはあらゆる面において自力救済の色彩が濃厚で、検断権の「未開領域」が多い。「獄前」でもである。

こういう無縁世界は、別に中世に限って現れるものではない。全体社会が拡大しているにも関わらず、国家の機能が従前の状態に止まりキャッチアップが遅れている時、そういう状態はいつでも発生しうる。ネット・コミュニケーションやネットビジネスの世界では、現在、課税や犯罪法取締法令が未整備であることから、この状況にあると言えるだろう。

 

今でいう主権国家とどう関わるか。独立していたのではく、共存していた考えるほうがいい。

 

③パワーバランス

信長・梅雪が認めた市場の平和の背景にはこれがある。中世には一元的な統一権力はないからからいつも「敵」がいた。だから熱田社のように完全に自立していない寺社でも、パワーバランスのおかげで、限定的な無縁性を持ちえたのだ。南都北嶺を「絶対無縁所」とするならば、熱田社は「相対的無縁所」だ。

勢力基盤の強弱により、各寺社の無縁性には温度差がある。無縁所を支える力としては、経済力・軍事力・宗教的権威・・・・・・がある。無縁所には移民が作った括弧つきの「国」なのだ。「力」は不可欠の要素であった。領域内で国家検断の代行を行うことにより、国家権力に一定程度譲歩していた。このことも無縁所が存続した理由の一つである。

183-184頁。

 

上の通り、主体国家(主権国家の中での主体となる国)との関係は先ほど述べた通り、主体国家の邪魔をしなければ存在自体は黙認される。

 

④無縁所観

一章の玄彗の項で述べた通り、権力側にも無縁所を消極的に容認する観念があった。

 

次回以降で、寺社の特徴や社会的役割などその可能性を探ります。

 

 

 

知中という雑誌を作るならどんな切り口だろうか

知日という雑誌があるのはご存知だろうか。中国で発行されている日本をテーマにした雑誌。

 

 

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日本というだけでこれだけの切り口。

 


名稱
主題出版日期頁數出版社ISBN
《知日·喫茶店》 日本喫茶店和相关的历史、文化 2015-9-1 182 中信出版社 ISBN 9787508648224[3]
《知日·怪谈》 日本怪谈相关的历史、文化 2015-7-1 160 中信出版社 ISBN 9787508652504[4]
《知日·偶像》 日本偶像相关文化 2015-5-1 160 中信出版社 ISBN 9787508651439[5]
《知日·和制汉语》 日本和制汉语相关的历史、文化 2015-3-1 176 中信出版社 ISBN 9787508650142[6]
《知日·萌》 日本相关文化 2015-2-1 176 中信出版社 ISBN 9787508649498[7]
《知日·机甲》 日本机甲相关文化 2015-1-1 174 中信出版社 ISBN 9787508649078[8]
《知日·手账最高》 日本手账和相关的历史、文化 2014-11-1 182 中信出版社 ISBN 9787508648224[9]
《知日·杂货》 日本杂货 2014-9-10 182 中信出版社 ISBN 9787508647432[10]
《知日·甲午海战120周年》 甲午海战120周年相关的历史、影响 2014-8-1 182 中信出版社 ISBN 9787508648224[11]
《知日·向日本人学礼仪》 日本礼仪和相关历史、文化 2014-7-15 175 中信出版社 ISBN 9787508646558[12]
《知日·武士道》 日本武士道 2014-6-15 182 中信出版社 ISBN 9787508645629[13]
《知日·燃》 日本精神 2014-5-15 178 中信出版社 ISBN 9787508645421[14]
《知日·料理之魂》 日本料理 2014-3-1 182 中信出版社 ISBN 9787508644806[15]
《知日·設計力》 日本設計 2014-3 187 中信出版社 ISBN 9787508644172[16]
《知日·了不起的推理》 日本推理小说与其發展歷史 2014-1 184 中信出版社 ISBN 9787508635705[17]
《知日·寫真》 日本攝影 2013-12 184 中信出版社 ISBN 9787508643526[18]
《知日·太喜歡漫畫了》 日本漫畫 2013-11 366 中信出版社 ISBN 9787508642543[19]
《知日·家宅》 日本家居 2013-9 184 中信出版社 ISBN 9787508641942[20]
《知日·暴走》 日本街頭文化 2013-8 180 中信出版社 ISBN 9787508641034[21]
《知日·斷捨離 日式收納整理 2013-7-20 183 中信出版社 ISBN 9787508639345[22]
《知日·犬》 日本犬 2013-6 184 中信出版社 ISBN 9787508639819[23]
《知日·禪》 日本文化 2013-4-25 187 中信出版社 ISBN 9787508638096[24]
《知日·森女》 日本森女文化 2013-3-31 183 中信出版社 ISBN 9787508638089[25]
《知日·妖怪》 日本妖怪文化 2013-2 175 中信出版社 ISBN 9787508637969[26]
《知日·明治維新 日本明治維新歷史 2013-1-1 176 中信出版社 ISBN 9787508636658[27]
《知日·鐵道 日本鐵道 2012-10 183 中信出版社 ISBN 9787508634838[28]
《知日·貓》 日本 2012-8 180 中信出版社 ISBN 9787508621906[29]
《知日·書之國》 日本出版界 2012-1-5 178 鳳凰出版社 ISBN 9787550609822[30]
《知日·HI!美術館》 日本美術館 2011-8 188 遼寧教育出版社 ISBN 9787538293197[31]
《知日·制服uniforms》 日本制服文化 2011-5-10 188 遼寧教育出版社 ISBN 9787538291674[32]
《知日·奈良美智 日本繪畫藝術家 2011-1 180 北方婦女兒童出版社 ISBN 9787538551020[33]

引用:

知日 - 维基百科,自由的百科全书

 

知中という雑誌作ってみたいなと思ったけど、下ぐらい。全然思いつかないや。

 

 

雑貨とか生活の一部を切り取った風景が圧倒的に少ない。上半身切り取った裸のおじさんとか?

 

思ったより難しい。勉強のために色々と調べようと思ったけど・・・

新しいテクノロジーじゃなくて、そのテクノロジーを新しい世代を追っかけるのは面白いかもしれない。

なんか自分の得意分野を身につけようと思って、模索なうです。

 

 

gigazine.net

 

www.ikedahayato.com

 

などを記事を読んだのですが、あまりぱっとしないし、親近感がわかないし、ワクワクしない。

 

一方でワクワクしたのが

 

ミレニアル世代 (80年代から2000年代前半に生まれ) の下に潜んでいた現在18才以下の新たな世代、ジェネレーションZが台頭してきている。実はミレニアル世代とジェネレーションZを合わせると既にアメリカの全人口の半分以上。アメリカでサービスを成功させるためには若者ユーザーが大きな鍵となる。 ジェネレーションZの特徴はテクノロジーが発展した環境が彼らにとって自然であること。

 

media.looops.net

 

今って高齢者はスマホを使いませんけど、僕らが高齢者になっときは当たり前になっている。

FBも世界的にはやっているけど、地域によって使い方が全然ちがう。テクノロジーとはいってもつかうのは人間だし、その人間によっていくらでも使い道が分かれるのだから、彼ら・彼女らに寄り添うのはけっこうワクワクする。

 

 

ブラジャー×テック×中国について軽くリサーチした。

中国の留学から帰ってきた大学の後輩と奈良をふらふらしていたのですが、ふとレストランで「私、中国のブラジャーが好きなんですよ」と語り出す。

 

中国にないブラジャーを日本から持って行ったり、日本にないブラジャーを中国から持ってくるような仕事をして、将来的にはブラジャーのカフェ?をしたいらしい。
マニアックすぎる・・・

 

ブラジャーが気になったので、自分でもリサーチしてみました。

 

中国×ブラジャー

 

ブラジャー×テック

 

ブラジャー×○○はたくさんまだまだ挑戦できそうです。ブラジャー×○○でもいろいろ仕掛けていきたいなーと思いました。