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頑張ります。

「編集者志望の学生ができること」byコルクの佐渡島庸平さん

編集者になりたい!まさしく今の自分です。今からそのためになることをできないかと思っていたところ、コルクを抜くという本でまさしくそのことについて書かれていました。

 

こちらの本は、「これからの編集者」をテーマに、さまざまな人にインタビューしていくシリーズ。の電子書籍版です。

 


これからの編集者 第1回:佐渡島庸平(株式会社コルク 代表取締役社長)1/5|インタビュー連載「これからの編集者」 - DOTPLACE

 

インタビューアーは佐渡島庸平さん。講談社で、週刊モーニング編集部に所属し『バガボンド』(井上雄彦)、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)などを担当し、2012年に講談社を退社。作家のエージェント会社、コルクを設立しました。

 

編集者になりたいなら、まずは編集者がどういった職業でどういった能力が必要かを知らなければなりません。ですので、「編集者について」→「編集者になるためにすること」の順で紹介します。

 

編集者に必要な能力

 

まず「他人のために働く人間かどうか」は重要なポイントです。作家は自分のために生きている人間です。作品によって、他人を幸せにしますが、基本的には、自分のために作品を書いていると僕は思います。エージェントは他人のために生きる人間のことです。

 

ちなみにエージェントとは。

 

エージェント (agent)とは、他の存在(個人、組織、神など)から認められてその存在の代わりに行動する、個人・業者・組織などのこと。

 

「他の存在から認められ」とあるように他人にあっての存在ですね。編集者とエージェントはまるっきり違う職業な気がします。

 

作家が作品の内容のすべてを把握するなら、エージェントはそれ以外のすべてを把握する立場です。

 

エージェントになるためにすべきこと

 

本読んだときに、「もしも偶然作家と会ったらどんな感想を伝えよう」か、常に考えておいたらいいと思います。

 

どうしてか?

 

僕は中学生時代に南アフリカ共和国に住んでいました。本が好きで、本を読むことしかすることがないから、本ばかり読んでいた。本を読みながら作家と会ったらこんな感想を言おうってことをずっと考えていた。それがそのまま仕事になっている感じですね。本読んでも、映画見ても、僕ならまず作者にどこが良いのかを言う。そして僕ならどう直したいのかを言う。

 

アウトプットとして、今日から具体的にできること

 

ブログやAmazonのレビューに作品の感想を書く人もいるかと思います。編集者になりたいなら、作家がこの感想を書いた人に会いたい、そう思わせる感想を書こうとしてみることを勧めますね。

 

まとめ

 

編集者というのが、他人のために働くエージェントであり、そのエージェントにいかに貢献できるか(この記事の場合は作品のレビュー)が大事であることが分かっていただけかと思います。

 

注意しておきたいのは、ここで言われている編集者とは、小説や漫画を対象にした編集者であることです。雑誌の編集者の先輩はいるのですが、このインタビューを聞いてずいぶん違う印象を受けました。

 

雑誌・実用書の編集者と小説・漫画の編集者の違いについてはまたの機会にまとめます!

 

 

コルクを抜く

コルクを抜く

 

 

 

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