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頑張ります。

中国オンラインゲーム市場シェア57%を誇るTencentと提携・合弁した日本企業をまとめてみた

 

前回の記事(中国検索サービス最大大手のBaiduと提携・合弁している日本企業一覧 - ChinaStartup(中国スタートアップ))では、検索サービス最大大手のBaiduを取り上げました。今回は中国最大のコミュニケーションのプラットフォームであるWeChatを擁するTencentを取り上げます。最近だとSNSのイメージが強いTencentですが、中国オンラインゲーム市場シェア57%を占めるゲーム会社です。日本企業が中国ゲーム市場に進出する際にTencentとパートナーになることは必須。

 

今までどんな日本企業がTencentと連携してきたのかをまとめてみました。ケーススタディとして参考になれば幸いです。

 

 

 

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引用:Tencent 腾讯

Tencentと合弁した日本企業

 

D2Cが中国のスマホ向けゲーム市場に参入。上海東方明珠文化発展有限公司との合併会社を6月28日付けで設立 - 4Gamer.net

 

株式会社D2C(本社:東京都港区、代表取締役社長:宝珠山 卓志、以下D2C)は、中国本土におけるゲーム市場への参入のため、中国の大手メディア・文化産業グループである上海文化広播影視集団有限公司 (以下「SMG」)傘下の子会社上海東方明珠文化発展有限公司(以下「OPCD」)と、合弁会社 「上海东方明珠迪尔希文化传媒有限公司」を中国(上海)自由貿易試験区に6月28日に設立しました。

 

「上海东方明珠迪尔希文化传媒有限公司」は、自社によるゲーム開発をはじめ、D2Cや日本企業が開発したスマートフォンゲームのローカライズ、パブリッシング及び運営を行い、iOS端末・Android端末向けのプラットフォームを通じて課金ビジネスを展開、難しいと言われている中国でのゲームビジネスの成功を目指します。今回の設立にあたり、D2Cが40%相当額(20百万元)、OPCDが60%相当額(30百万元)をそれぞれ出資します。

 

 

オプト、中国にて合弁会社を設立、テンセント/京東商城とeコマース領域において業務提携契約を締結 ~ eコマース出店企業向けにソリューションを提供する事で合意 ~ | インターネット広告代理店 オプト

 

株式会社オプト(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO:鉢嶺 登、東証一部:証券コード 2389、以下オプト)の子会社である香港オプト(董事長:吉田康祐)は、中国深圳にて北京喜宝と合弁会社を設立、当該会社がテンセント及び京東商城と業務提携契約を締結し、テンセント及び京東商城によって共同事業展開されるeコマース領域において、eコマース出店企業向けにソリューションを開発・提供する事で合意致しました。

 

Tencentて提携している日本企業

 

グリーが中国ネット最大手Tencentと提携【湯川】 | TechWave

 

今回の提携で、Tencentは既に公開されている「GREE Platform for smartphone」の仕様と「QQ Wireless Game Center」の仕様を共通化するとともに、日本のGREEパートナー企業に対し、ローカライズをはじめとする「QQ Wireless Game Center」上でのビジネス展開を支援する。これにより、GREEのパートナー企業は「GREE」に提供するスマートフォン向けソーシャルアプリを、一から開発することなく容易に「QQ Wireless Game Center」上に提供することが可能になる。また「Tencent Wireless Services Division」で人気のソーシャルゲームも、「GREE Platform for smartphone」を通じて「GREE」のユーザーに提供する予定という。

  

ミクシィは反落、中国Tencentとモンスターストライクの中国・香港・マカオ展開で合意(M−ミクシィ) 2014年03月03日 - みんなの株式 (みんかぶ)

 

同社は2月28日、インターネットサービスの開発、運用開発のTencent社(深セン)と「モンスターストライク」の中国・香港・マカオでの事業展開について、基本合意をしたと発表した。

 

【引け後のリリース】ガンホー・オンラインが中国テンセント社と提携 - 日本インタビュ新聞 株式投資情報

 

ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>(JQS)は10日の大引け後、中国の総合的なインターネットサービスの大手プロバイダーである Tencent(テンセント社)との事業提携を発表し、人気ゲームの「パズドラ」(パズルRPG「パズル&ドラゴンズ」)を中国で配信するとした。中国市場向けには、テンセント社が独占的に『パズル&ドラゴンズ』を提供していく予定となる。

 

中国テンセント、グリーとの業務提携を解消 / GameBusiness.jp

 

Tencentはグリーが2011年7月に中国・北京に現地支社「GREE Beijing, Inc. 」を設立するのに合わせて業務提携を行い、それ以来共同で中国におけるGREEプラットフォームの普及に務めてきた。しかし残念ながらヒットタイトルに恵まれず、つい先日突然GREE Beijing, Inc.の閉鎖が発表された。なお、これに伴いテンセント側の関連スタッフも全員解散するという。 一方、テンセントはスマートフォン向けメッセージングアプリ「WeChat」やインスタントメッセンジャー・コミュニティ「QQ」にて独自のゲームプラットフォームを運営しており、お互いが”ライバル”になりつつある状況も提携解消の一因と考えられる。

 

ソニーミュージック、中国ネット事業でテンセントと提携 - WSJ

 

両社の16日の発表によると、テンセントは音楽ストリーミング配信サービス「QQミュージック」などで、ビヨンセダフト・パンクといったソニー・ミュージックが抱えるアーティストのプロモーションを行う。またソニー・ミュージックの代理人として中国の他の音楽配信サービスとのライセンス契約交渉を担う。

 

株式会社パピレス −ニュース・リリース− パピレス、中国インターネットサービス最大手テンセントと提携

 

パピレスはこの度、テンセントとの業務提携により、テンセントが運営する「QQ.com」内の漫画・アニメ配信ポータルサイト「テンセント動漫」へのコンテンツ提供を開始致します。 「テンセント動漫」では、中国国内の漫画をはじめ、香港、台湾、日本、韓国の漫画などを配信しており、今回パピレスでは、コンテンツ提供第一弾として、電子書籍オリジナルコミックシリーズ『Comic CYUTT』の提供を決定致しました。今後も各出版社と随時交渉・協力の上、コンテンツの提供を強化していく予定です。

 

BookLive、中国でテンセントが開始するコミック配信サービスにビューワソリューションを提供 - ITmedia eBook USER

 

BookLiveは、中国のインターネットサービス企業である騰訊控股有限公司(以下、テンセント)が提供する集英社のコミック配信サービスで、スマートフォン向けのコミックビューワソリューションを提供する。 新サービスは、テンセントが1月17日から台湾/香港/マカオを除いた中国国内向けにスタートする。集英社が中国国内で正規出版している計11作品が、PCおよびスマートフォンで読めるサービスだ。

 

ミクシィ、中国テンセントと提携 「モンスターストライク」を独占提供 | IT・情報通信業 - 財経新聞

 

ミクシィと、中国のテンセント(Tencent)は28日、スマートフォン向けゲームアプリ「モンスターストライク」の中国・香港・マカオでの事業展開で基本合意したと発表した。テンセントが「モンスターストライク」を、中国・香港・マカオに向けに独占提供するという。

 

KDDI、中国最大のSNS事業者テンセントとスマホアプリで提携 | 2012年 | KDDI株式会社

 

KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 田中 孝司、以下、KDDI) と、騰訊控股有限公司 (英語名: Tencent Holdings Ltd 、本社: 中国広東省深圳市、代表者: 馬化騰、以下、テンセント) は、2012年2月14日より、auスマートフォンにおけるインターネットサービスの利用を拡大するため「モバイルQQ for au」を協業で提供します。 「モバイルQQ for au」は、auスマートフォンからリアルタイムにメッセージをやりとりできるチャットアプリです。QQの会員は、QQ番号、ニックネームまたはメールアドレスで友だちを検索・追加でき、相手がオンラインになるとすぐに通知され、リアルタイムにメッセージの送受信ができます。

 

クオン、中国テンセント社のWeChatへ自社キャラクター「Mr.Egg」のスタンプ提供を開始。日本企業では初。 - 日本最大級のベンチャー動向 entrepedia

 

株式会社クオン(東京都渋谷区 代表 水野和寛)は、中国のテンセント社(中国広東省、代表 馬化騰)と契約し、テンセント社が運営するメッセンジャーアプリ「WeChat」内のスタンプショップにて、スタンプコンテンツの提供を10月22日から開始いたしました。 提供コンテンツの第一弾はタマゴリアン(Mr.Egg)という、シュールな表情や動きが特徴のタマゴをモチーフにしたキャラクターです。クオン社はWeChatに対して日本企業としては初めてスタンプコンテンツを提供し、今後もWeChat内で、継続的にスタンプ等のコンテンツを提供していく予定です。

 

株式会社ネットスターズ | ニュースリリース

 

ネットスターズはこの度、中国テンセント社と共同でQQ-Call(QQ電話)を開発、リリースしました。このQQ-Call(QQ電話)サービスにより、QQユーザーはモバイルQQから簡単かつ安価で、全世界に電話をすることが可能となりました。まずはモバイルQQ国際版(iOS)に、今後は順次QQ国際版(Andriod)と日本版QQにリリースする予定です。モバイルQQ国際版:モバイルQQの国際バージョンで、8か国言語に対応し、1500万のユーザー(DLベース)が利用しております。

 

バンダイナムコ、テンセントゲームと業務提携し「NARUTO」のオンラインゲームを共同開発 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

 

バンダイナムコゲームスは本日、中国大手インターネット会社テンセントゲームスとオンラインゲームの共同開発に関する業務提携契約を締結、国内外で大人気の「NARUTO−ナルト−」を題材としたオンラインゲームを共同開発し、テンセントゲームスが中国で手掛けるポータルゲームサイトにて、2013年度中に配信する予定と発表しました。

 

サダマツ、宝飾品、中国人に販促、「テンセント」と連携。 | リテールテックJAPAN

 

宝飾品販売のサダマツは、中国のIT大手騰訊控股(テンセント)のサービスを日本で提供するウィ・ジャパン(東京・中央)と提携して中国人観光客向けの取り組みを始める。テンセントの交流サイト(SNS)を通じてサダマツの商品情報やクーポンを配信するほか、アプリを使った決済サービスも導入する。 ウィ・ジャパンはテンセントの日本向けサービスを提供するEC運営企業で、サダマツは同社と組むことで、テンセントが中国で持つSNSサービスの利用者に広く発信できるようになる。 テンセントが中国で提供する決済サービス「テンペイ」も日本で初めて導入する。中国国内では約3億人が利用。観光客はサダマツの店舗でアプリを立ち上げてスマートフォンを専用端末にかざすだけで買い物ができるようになる。一度買い物をした観光客には、今後サダマツの最新情報などを配信し、リピーターづくりにもつなげる。

 

時系列でみると、今まではゲーム市場でのTencentとの提携が多かったように思います。今後は訪日観光客の囲い込みで、WeChatや決済サービスであるテンペイとの連携が増えていきそうですね。