憲法改正法案の議論がよく分からないので図解してみたよ
上京している間の一ヶ月半新聞とテレビを読んでいなかったら、安保法案改正が可決されていました。
みなさん、自分の思いをSNSで披露しています。思いを主張することへのモチベーションがそこまで湧かないの、ぼーっとしています。
以下妄想。
議論は
・政策審議の進め方
・日本の国際政治の方針
・憲法違反かどうか
の3つのどこかに落ち着くのかと。政策審議と憲法違反でどのようなものが論点になり得るかがよく分からないのですが、国際政治だと以下の写真のような感じですかね?
政策審議と憲法違反の知識が全くなくて、悲しい。
政治にも調べるおさんは必要ですね。
まったく意味のない文章を書いてしまった、反省。
他に良い軸ないかな。
E.M.フォースターの小説『機械は止まる』は資本主義社会を生きる私たちに警鐘を鳴らし、希望を見つけ出せと言っている。
E.M.フォースターの小説『機械は止まる』を読んだのですが、大変示唆にとむ作品でした。
テクノロジーであふれ、膨張し続ける資本主義社会を生きる私たちに、大変重要な指摘をしています。
短篇集〈1〉天国行きの乗合馬車 (E.M.フォースター著作集 5)
- 作者: E.M.フォースター,Edward Morgan Forster,小池滋
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1996/04
- メディア: 単行本
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※同志社大学図書館にあります。
僕が勝手に思った、筆者が私たちに伝えようとしている3つのメッセージを書いています。
人間が地下に住み、なんでも機械がやってくれ、SEX以外に人間が手を触れ合うことはなくなった世界で、機械の世界を信じ切った母親Vashtiと、機械の世界に疑問を感じる息子Kunoの会話を中心に物語は展開されます。
1、不完全な人間を完全にしようとする人間の思想は人間を滅ぼす
人間の普遍的な欲求によるものなのか、資本主義という社会システムのどちらかがそうさせるのかは分からないが、テクノロジーの進化はとどまることを知らないし、負の面があったとしても、人間はそれをもテクノロジーの力で解決しようとしするだろう。
それは良いことだし、止めることはできない。
しかし忘れてはならないことを本作品では伝えている。
それは、機械を神と崇めてはいけないこと、信じ切らないことだ。本作品では、人々が機械のマニュアル書をまるで聖書のように扱い、生きるよりどころとしている。
機械がおかしくなった時でさえ、またそのおかしくなった元であるマニュアルに頼ろうとしている。
しかし、本書の最後で描かれているように、その機械に頼れなくなった時、いとも簡単に人間は崩壊していく。
Vashtiの会話を読む限りでは、人間が機械を制圧しているように見えなくもないが、機械を疑わない、機械を信じ切った時点で、人間は滅んでいる。
本書で描かれている世界は人間が滅んでしまった世界であり、こんなSEX以外で触れあることがないような世界を生きたいか?と筆者が聞かれているような気がしてたまらない。
2、最終的に争うのは、機械と人間ではなく異なる価値観を持つ人間同士である
VashtiとKunoのやり取りから分かるように、機械と人間が抗争しているのではなく、異なる価値観を持つ人間同士が抗争している。
一見、テクノロジーの進化により、人間VS機械の戦争といった未来が予見されるが、(もちろんその可能性もあるが)本作品で、強調されていたのは、人間同士の争いであった。機械と人間があからさまに対立するような描写はなかった。
VashtiとKunoは親子の関係であるにも関わらず、思いをまったく共有できていない。Vashtiが常にKunoにあきれている様子が描かれていた。
機械を信じ切るVashtiと機械に疑問を持つKunoのように、機械に対する態度が人間を大きく2つのグループに分けるのだろう。
まるで、古代に人間が神を信じるか信じないかで分かれたように。
もし機械と人間が戦争を起こせば、それは一見機械と人間の戦争のように見えるが、実は人間に戦争をさせたい人間と人間の対立であろう。結局機械を作るのは人間である限り、人間の意思が機械には反映される。
争いの責任は機械にではなく、人間にあることを筆者は伝えったかのではないか。
一方で、プラスのメッセージも発信しているのではないか。
3、世界を疑い、行動せよ!
VashtiとKunoのやり取りから、Kunoが一貫して現在の科学のあり方に疑問を持っていたり、外の世界を見たがっているのが分かる。
Vashtiは自分の世界に対して何も疑問を持っておらず、機械を信じ切っていた。最近はやっているマンガの「進撃の巨人」に大変似た状況設定である。「進撃の巨人」では、壁の中に囚われ外の世界を見ることなく過ごす多くの人間と、世界の真理を知りたいと言って壁の外に飛び出す主人公エレンは対比的に描かれている。
そして、社会の閉鎖的状況と、そこから抜け出し真実を探そうとするエレンに多くの人々が共感し、歴史的大ヒットとなった。
「機械は止まる」でも、VashtiとKunoは「進撃の巨人」の状況設定と同じように対照的な人物として描かれている。
本作品でも同じ見方、同じメッセージを受け取ることができる。
Kunoのように行動し、動き、失ったものを見つけよと。
これは警鐘のメッセージではなく、希望のメッセージである。
一見、何も考えなくてもいい安定した完全無欠の世界は天国のように思われる。しかしそれは本当に完全なのか?何かを失ったがゆえの完全ではないか?
その失ったものを取り戻すには、周りの反対を受け、時にはその世界の最も重い刑罰を与えれらるかもしれない。
しかし、その行動にこそ価値があるのだと、筆者は言いたいのだと思う。作者のフォースターは同性愛者で、当時の社会では自分を表現できなかったそうだ。そんな自分をKunoに投影させたのかもしれない。
こういった作品では、警鐘的なメッセージや悲観的な様子が描かれ、そればかりが強調されるが、その中から私たちは学び、希望を見出し、それを実行しかなければいけない。
おそらく筆者は私たちに、悲観的な未来を予見させながら、希望を探してほしかったのではないか。
と大胆にも予想してみたところで、
ぜひ皆さんにも本書を手に取っていただき、未来を考え、行動するきっかけになってほしいと思う次第です。
テスト勉強頑張りま。
中国を語るに必要な4つの視点
中国に2年しか滞在したことのない若造ですが、中国を語るには4つの視点が必要なんじゃないかと思っています。
1、現地に住んだことがあること
一番大事ですよね。経験。でもこれに頼って客観的な事実を調べずに中国を主観的に語っている人てかなりたくさんいる気がします。
2、現地で中国人とビジネスをしたことがある
これも上と同じく経験に分類されますが、ビジネスをするというのは友達の関係では得られないものだと思うので、1より上位の概念であると思います。
3、政治や経済の面から中国を語る
これは別に中国に行かなくても本をよめば理解することができると思います。理論的なところ。でもどれだけ理論を語られても、実際に行ったこともない人の話を聞くにはなれないですよね。やはりバランスが大事。ただ正直この話をできる人って、学者や政府関係者の人じゃないと話せない人が多い気がします。実務であまり役に立つとは思えませんが、こういうの知っていると深みがますというか。
4、中国のITについて詳しいこと
ITは1つの業界ですから、2に含まれるかなと思ったのですが、あえて切り離して見えました。その理由があります。2に関わる日本人(上の年代)って中国に理解がある人が多いと思います。昔の中国を懐かしく思う人が多いなという印象です。時代が日中友好であったのが大きいかと。翻って現代の中国との中で積極的に行動している人ってほとんどが「日中関係をどうにかしたい」っていう人がほとんどなんですよね。それはそれでいいのですが、かといって中国の歴史や文化に興味があるわけではなく、ベクトルは日本海にあって、中国そのものにはないんですよね。
そんな中、中国のITそのものに興味がある人はかなり珍しい存在と思います。だって日本海すっ飛ばして中国のITに興味があるなんて。そしてITに興味がるので、基本的に若者で中でも新しいもの好きです。
っと思ったことを書いてみました。4つの視点で中国を語れるようになりたいですね。
出来事を問うのではなく、そうした頭の中を自分で取材し、言葉にしてみるということ
どうも、人生暇つぶしと思っている管理人です。暇つぶしでしたことなんかを更新していきます。
最近したいと思ったことが、面白いことをしたい。
それで、面白いことっていったいなんだろうなと思い始めて、35時間ぐらいたったと思います。
面白いといわれるブログなんかを見たりしました。かなりざっくりですが、面白い系には2つ系統があるかなと思いまして、
1、僕これ経験しました系
行為自体が面白いっていうやつですよね。渋谷でこんな格好したぜ!的な。画像がないと面白くないものです。
2、その人の脳を覗き込むようなテキスト系
その経験自体が面白いことももちろんあるのですが、それを画像ではなく、テキストで綴っています。2006年ぐらいのテキスト全盛時代にこういうのって多かった気がするんですよね。画像や動画をそんな簡単に載せれなかった時代。渋谷でこんな経験をしたぜ!っていうのを、なぜそれをしようと思ったのか?その時の葛藤は?それを真面目に語る、そしてそれは非常に日常的なもので共感を得ることができる。さらにそんな共感できる日常的なものを大真面目に語っているという可笑しさ。この脳を覗き込むテキスト系って最高に面白いんですよね。
2006年のテキスト最盛期のころ、僕は高校生ぐらいだったのですが、毎日日記を書いていました。其の時の興奮がまた蘇ってきました。
で、そんな思考をのぞけるようなコンテンツをつくっていくというわけのわからない宣言。
大阪都構想が否決された今だからこそ読みたい、「若者」論4冊
橋本さんが破れて様々な意見があります。そんな中、昨日は「日本人は変われない」みたいな論調に対する視点の提供として4冊の本を紹介しました。
世代別の投票率が出てくるかと思います(もう出たのかな?)が、「若者の政治離れ」論も出てき、そして例のごとく「若者」論も出てくるでしょう。
ということで、僕は専門家でも何でもありませんが、「若者」論で面白かった本を4冊紹介します。
1
「若者」論をまとめた名著です!こんな論者がいるんだと全体を俯瞰できます。確かに日本は沈みゆくかもしれないけど、海外だ!グローバルだ!とかではなく、政治に意見して少しずつだけども改善していこう的なお話しだったと思います。
2
「日本は絶望的だけど、僕らは幸せなんです。」論の代表的著書。若者は確かに裕福ではないかもしれないけど、幸せを感じているんですよっていう話を様々なデータを用いて説明しています。
3
グローバルだぜ!この野郎!日本は絶望的だ、海外に出よ!!!。的論の代表者。ここ文脈で位置づけられる本は、本屋さんにあふれています。メイロマさんとか。資本主義社会で生きていくことを前提にしたら、グローバル論が正解な気がします。強くならないといけないですからね。
- 作者: 田村耕太郎
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2012/06/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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4
こういうグローバルだぜ!の理論的な根拠になっているのが、ジャック・アタリのノマド論です。薄っぺらい自己啓発ではなく、世界の未来予測本です。
※番外編
大石さんが分かりやすいマトリクスで分類していますね。若者を論じるおじさんはどの文脈で論じているのか、若者のみなさんはどの立ち位置に自分を置くのか、そして社会はどの立ち位置であるべきなのか、せっかく政治で盛り上がっているので、暇つぶしにでも考えてみていかがは???
①は、現在の多くの悩む子羊である。年収200万年代の非正規社員。経済が縮小し、豊かさを享受できてない世代であり、将来に絶望している。お金や資本主義といったものへの嫌悪感をつのらせているのだが、彼らのゴールはつまるところ、安定した企業の正社員で働くこと、に行き着く。
降りる生き方は、②に位置する。かれらは資本主義には懐疑的であるので、グローバルで戦うという発想ではなく、衰退を受け入れ、これ以上の経済成長は望まず、限りあるものをどうシェアしていくかということが基本にある。同時に、日本で肯定されているような会社、正社員といった社会にたよらず、フリーランスやネット、ゲリラ的な方法での生き方を思考する。
③は、昭和型である。社畜型といいかえてもよい。資本主義やお金はすきで、成長志向があるが、あくまで日本的な過去の成長モデルを取り戻そうと考える。あまり若いひとにはいないかもしれないが、実際国民の多くと政治家のすべてがこれだろう。資本主義は肯定し、日本的価値観も信頼する。あえて言えば、新卒でなるべく安定した大企業に入って一生乗り切ろうという社畜な感じは、価値観を信じているといえるかもしれない。
グローバル論客は④に位置する。つまり資本主義マンセー、むしろ新自由主義やリバタリアンにちかい。日本が駄目なら世界にはばたけ。日本以外の国は成長しとる。世界に目を向ければもっと成長機会がある。資本主義を信頼しているが、日本は信頼していない。
引用:日本への諦めと×お金へのあきらめマトリクスで理解する―若者の働き方4タイプ
では。
大阪都構想が否決された今だからこそ読みたい、「日本人論」4冊
橋本さんが負けました。まじか!みたいな声が聞こえそうですが、リバタリアン的発想でほぼ過半数の票も取ったことの方がすごいと僕は思います。。。
こういうときって、「やっぱり日本はだめだ!」とか「日本人は変われない!」とかついつい言ってしまうんですけど、「日本人」は今までどのように議論されてきたんでしょうか?過去の研究を知ってからでも遅くはないかと。
ということで、僕は専門でなんでもありませんが、日本人論で読んで面白いと思った本を4冊紹介します。
池田さんが、過去の日本人論をまとめたものです。結局、従来の「空気」が支配する日本という結論に落ち着いたそうです。
進化論や投資で有名な作家の橘玲さんの本です。従来の「日本人」論に異を唱え、日本人は世俗的であることを様々なデータを使って説明しています。
これとかも有名ですね。戦略論の話ですが、日本の組織についても言及しています。
- 作者: 戸部良一,寺本義也,鎌田伸一,杉之尾孝生,村井友秀,野中郁次郎
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1991/08
- メディア: 文庫
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これは、戦後の日本人が「勝ち組」だと思い込んでいた人生設計が、現代においていかにリスクかを説いたものです。上記の橘さんの集大成。ローン組もうと思っている人はこれを読んでからした方がいいですね。
後は『空気の研究』とか。山岸さんの本は引用でしか読んだことないけど読んでみたい。
では。
幸せは手に入れるものではなくて、感じるものだ。あなたは今から幸せになれる。
「幸せは手に入れるものでなくて、感じるものだ。」
中学を卒業するときに塾の先生が言っていた言葉で、当時は意味が分からなかったのですが、8年たってようやく意味が分かってきた気がしたので、備忘録がてらメモしようと思います。
幸せっていう言葉ですが、動作を表す言葉ではなくて、状態を表す言葉です。
うれしい、寂しい、悲しいも一緒です。
私は幸せだ。私は寂しい。私はうれしい。。。
この「状態」は手に入れられるものなんでしょうか。
例えば、「幸せ」という言葉。幸せはどこかに落ちているのでしょうか。幸せが定量化(数字や数など客観的なものさしに置き換えること)できるものなら拾えるかもしれません。
「年収1000万円の男と結婚」「人気企業ランキング4位の企業に就職」とか。
でも幸せって定量化できるのでしょうか。できないですよね。
人によって何を幸せに感じるかは違いますもんね。
「状態」を手に入れらてもその感情を感じることができるかどうかはまた別の話なんですよね。
仮に「年収1000万円の男と結婚」という「状態」を手に入れてもそれを幸せと感じられるかどうかはわかりません。
でも自分の今の「状態」を幸せと「感じる」ことはできます。今ここから。「感じる」のはその人の自由ですもんね。