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頑張ります。

これからの編集者に求められる新・プラットフォーム思考

「編集」という言葉に触れて以来、どんな本を読んでも「編集」という視点で読んでしまう病気の家田昇悟 (@IedaShogo) | Twitterです。

たった一人で組織を動かす 新・プラットフォーム思考という本を読んで、「編集者」とはまさにプラットフォームであると思ったので、紹介します。

 

新・プラットフォーム思考とは

 

著者・ライター・デザイナーなど異なる人々を、「雑誌」あるいは「書籍」に載せ、新しい価値を生み出す。

 

複数の関係するグループを、「場」あるいは、「舞台」に載せることで、外部ネットワーク効果を生み出し、一企業という枠を超えた、新しい事業の生態系を作り出す」

 

勝てるプラットフォームの重要な特徴とは

 

では、勝てるプラットフォームつまり、できる編集者になるにはどうすればいいのか?

 

1、プラットフォーム自らの存在価値を創出できるか

 

編集者ならば、その人の知識・人脈などに相当します。やはり「場」を提供する人自身に魅力が無ければ人はなかなか集まらないでしょう。

 

2、「場」に参加してもらう人や会社の間の交流が活発であるかどうか

 

「編集」という言葉を使って言い換えると、「場」をいかに「編集」できるかと言えます。どういった人を呼んで、どういった人を結びつければ、「場」は活発になるのか。

 

イケダハヤトさんが、これからの時代、編集者は「イベント」も編集できないとダメです : まだ東京で消耗してるの?で、

 

従来「編集者の仕事」というと紙・デジタルの「記事」の編集がメインでしたが、これからは「イベント」も編集の対象になっていくでしょう。

 

と言っているように、メディアの新たな稼ぎとしてイベントが注目されています。「場」を編集する技術は、ただの人脈形成だけではなく、稼ぐための重要な手段になっていくと思われます。

 

3、プラットフォームのルールと規範を作り、一定の質を保つこと

 

「編集」で言い換えると、ルールと規範とは、テーマ・コンセプトを持たせるということではないでしょうか?編集者の仕事は、特定のテーマを持たせて情報や人を1つの「場」に集約することであると言えます。毎日記事を発信し続ける注目メディア、トジョウエンジン編集長・佐藤慶一氏が考えるコンテンツマーケティングのポイントとは – Tech-Tokyoにおいて、コンセプトの持つ重要性をこう説明しています。

 

トジョウエンジンでは、発足時に最初にコンセプトを明確にし、それをマニュアルのような形で全員で共有をしている。 マニュアルにはメディアのコンセプトの他、実際にコンテンツを作る際の指針となる書き方の注意点なども合わせて記載し、記事を書く際に悩んだらこれを参照する。

 

きちんと明文化をしておくことで、新しいメンバーが入った時にでも対応しやすく、複数人で運営する際にも方向性や文章のテイストを統一することが出来る。 とにかくコンセプトを明確にして、それに応じてターゲットをきちんと設定して記事を書くことを全員が徹底するためにも明文化したマニュアルがあることは大きいとのことだ。

 

編集者はプラットフォーム

 

勝てるプラットフォームの3つの要素を見てみると、編集者がまさにプラットフォームであると分かります。

 

編集者がプラットフォームであることを意識すると、楽天Googleなどの戦略からも学ぶことがありそうです。

 

最近思うのは、ある視点(自分の場合は「編集」)を持つことで、何か情報に触れる場合でも常にその視点にとっての学びがあるということです。

 

今回の記事も「編集」という視点から書いたものです。

 

引き続き「編集」という視点から色々勉強していきます!

 

 

編集ハ(ファ)ック~編集を「編集」する~